チャットレディとして働く女性にとって、プライバシーと安全は非常に重要な問題です。近年、新しい法案や改正法が成立し、性的姿態等の撮影行為に対する罰則が強化されました。このコラムでは、チャットレディのスクリーンショットに関するリスクと新しい法律の意義について詳しく解説します。
新しい法案と性的姿態等撮影罪
2023年6月16日に成立した新法案および刑法等改正法案は、性的姿態を撮影する行為に対する罰則を強化しました。この法改正の背景には、社会の受け止め方や意識の変化があり、性的な被害に対する社会の反応を考慮したものです。
新法案及び刑法等改正法案はともに令和 5(2023)年 6 月16日に成立した(それぞれ、令和 5 年法律67号、同年法律66号)。このうち後者については、衆議院法務委員会においてその修正案が可決されたことで、その附則に、「政府は、性的な被害に係る犯罪規定が社会の受け止め方を踏まえて処罰対象を適切に決すべきものであるという特質を有し、また、その改正がそれぞれの時代の性的な被害の実態及びこれに対する社会の意識の変化に対応していること等に鑑み、この法律の施行後五年を経過した場合において、この法律による改正後のそれぞれの法律の規定及び性的な姿態を撮影する行為等の処罰及び押収物に記録された性的な姿態の影像に係る電磁的記録の消去等に関する法律(令和五年法律第六十七号)の規定(以下「新刑法等の規定」という。)の施行の状況を勘案し、新刑法等の規定の施行後の性的な被害の実態及びこれに対する社会の受け止め方や社会の意識、とりわけ性的同意についての意識も踏まえつつ、速やかに性犯罪に係る事案の実態に即した対処を行うための施策の在り方について検討を加え、必要があると認めるときは、その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとする。」(20条 1 項)等の規定が加えられている。
永井善之. 「性的姿態等撮影罪」 新設の意義と課題-不同意わいせつ罪との関係など. 2023. PhD Thesis. Kanazawa University.
このように、新しい法案は性的姿態を撮影する行為を厳しく取り締まり、被害者の権利を保護することを目的としています。
スクリーンショットや盗撮のリスク
チャットレディとして働く際、スクリーンショットや盗撮のリスクは避けられません。技術的に画面のキャプチャーを完全に防ぐことは困難です。特に、画面を外部から録画することも可能であるため、このリスクは常に存在します。
まず、前提としてチャットレディをしていてスクショを取られたり、盗撮されたりするのを、完全に防ぐことはできません。
なぜなら画面をキャプチャーする以外に、画面を外部から録画することだってできるからです。
そこまで含めると技術的に、対策は不可能です。
ただ・・・流出に関しては話は別です。
流出に関しては、ほとんど心配はいりません。
なぜなら実際に流出させれば、流出させた人が、逮捕されるリスクもあり、じっさいには、ほぼ起きないからです。そして、おきてもチャットサイトに言えば、すぐに無償で対応してもらえるからです。
流出のリスクについては、実際にはほとんど心配する必要はありません。流出させた人物が逮捕されるリスクが高く、チャットサイトも迅速に対応してくれるためです。
まとめ
チャットレディとして働く際には、スクリーンショットや盗撮のリスクを完全に防ぐことは難しいですが、流出のリスクについては適切に対応することで大きな問題にはならないでしょう。また、新しい法案により、性的姿態の撮影行為に対する罰則が強化されているため、法的な保護も強化されています。チャットレディとして働く女性は、自分の安全とプライバシーを守るために、これらのリスクと法的な保護を理解しておくことが重要です。